前回のブログで我が音楽教室の生徒さんが皆優秀なお話をしましたが、ブログを掲載してすぐにテレビで東京大学の学生のほぼ半数が
ピアノを習っていたと発表されました。
脳科学の観点から、ピアノを弾くことが脳の発達を促し、脳の構造
までも変えてしまうことがわかってきました。
脳科学者の澤口俊之先生いわく、「HQ(人間性知能)」が向上し、
問題解決能力、主体性、協調性、思いやりなど、数値ではなかなか
測りづらい「人間力」が伸びること。
頭の良さ「IQ」とは異なる、人間らしい生活を送る能力のことをいい、幼少期において重視されている知能です。
そして、学習塾や英会話、習字やスポーツなどの習い事をしている
子供に比べて、ピアノの練習をしている子供は突出して「HQ」が高い
のだそうです。
溝口先生は、ピアノが「HQ」を向上させる理由として、次のように
述べています。
【おそらく、ピアノは両手で微差に違う指の動きができることと、
譜面を先読みして覚えて後追いしながら弾くことが主な理由だと
考えられます。片手で弾くピアニカに同じような効果はなく、両手
の動きが全く違うバイオリンにはまだ明確な証拠がありません。
「HQ]の中心となる脳機能をワーキングメモリーと呼びますが、
ピアノを弾くことで、このワーキングメモリーがぐんと伸びる
のだそう。
数学を解くための地頭を鍛える効果もあるのだとか。」