羊と鋼の森

昨日時間がとれたので友人に勧められていた映画「羊と鋼の森」を見て来ました。
主演の山崎賢人が調律師を目指して成長していくストーリー。

「羊」の毛で作られたハンマーが、
「鋼」の弦をたたく。
ピアノの音が生まれる。
生み出された音は、
「森」の匂いがした。

今年の4月私のグランドピアノの調律をしました。昨年1月のハンマーを交換した直後の柔らかい音から少しキンキンした音になってしまい、もう一度調律をお願いしたのに、来てくれない。ベーゼンドルファーのピアノを持っている友人がベーゼンドルファーの調律師を紹介してくれてピアノを見に来てくれました。
きちんと調律出来ています。これ以上柔らかい音は無理かもしれない。
55年前の友人から譲り受けたディアパソンのアップライトのピアノも真ん中のどから一オクターブ下のどまでのボワンとした音も気のせいと。
映画を見ている途中から私の耳はおかしくない。と思いました。歳を取ると耳が良くなった様に思うけど錯覚なんです。いや錯覚では無いと思っています。